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昨晩今更ながら「アバター」を見てきました。
県内で3Dで上映しているところがなかったので、通常版。
感想として、キャラクターの立ち位置的なものに「風の谷のナウシカ」のキャラクター像がかぶってきた印象。
それとクライマックスの騎馬隊の突撃に長篠の合戦を思い起こしたり、
現住生物の群れがパワードスーツをなぎ倒すところはもののけ姫の1シーンを思い起こしました。
ストーリーとしてはオーソドックスというか王道で最後の展開まで読めそうな、そう難しくない感じです。
それにしても映像は凄い。CGの先住民のナヴィは生き生きとしているし、背景も細かいところまで作り込まれています。映像に出てくる様々な生物や小物にも血が通っているような気がします。
エンターテイメントとしては最高の出来だったのではないかと思います。
それともう一つアバターを見ていて、ネットなどでも書かれていたことなのですが、先住民ナヴィと侵略者の人間が
対テロリスト戦争と称して、アフガニスタンやイラクなどに攻撃するアメリカ軍と重なるような気もして、
そう考えると、現在の米軍を批判しているようにも受け取れました。
帰ってきて夜中にNHKBSハイビジョンでやっていた「硫黄島からの手紙」を途中から見たのだけれども、
このアバターとあわせて、何か漠然としてうまく書けないんだけど世論と対立しそうなテーマも描いてしまうアメリカの文化としての懐の深さというようなものも感じました。
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最近読んだ本も一つ。

池上永一の「レキオス」。
「シャングリ・ラ」に続けて読んでみました。
内容的にも、話の傾向としても「シャングリ・ラ」に通じるものを感じた。
沖縄のシャーマンのことや普天間飛行場の問題なども出てきて、そこが興味深かったです。

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