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ノルウェーの森(下)を今、読み終わっての感想。結局は100%幸せな終わり方にはならなかった。幸せ度20%くらいかな。あとは読後に物語終了後の主人公の人生を良い方に妄想してプラス20%。合計幸せ度40%というところでしょうか。微妙に50%に届きません。てな印象。
そして、今まで読んだ村上春樹の本2冊での感想。前回読んだ「スプートニクの恋人」でもそうだったのけど、というかこの2作品に限った話なのかもしれないけど、結末は感情の秤が、負の方向に振れているのだけれども、振り切れているのではない。そして一筋の光明が見えてくる。あとは読者の判断、想像に任せます。という感じ。
こういうのも私は嫌いではなく、むしろ好きなのだけども、この村上春樹の2作品を読んだ限り、どうせ一筋の光明を見せるなら責任もって後日談もある程度書いて欲しいと思ってしまった。これはこの2作品でそれだけ登場人物に対して感情移入しているからかもしれない。
この後は、J・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読んでみたい衝動にかられている。まぁこの歳になって初めて読むなんてとかちょいと恥ずかしい気もしています。

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