柔らかい光。
使っているレンズは Carl Zeiss Jena Sonnar 5cm f1.5 contax RFマウント。
シリアルナンバーから調べるとどうやら第二次世界大戦前のレンズ。
製造されたのは戦前のドイツ、ということはナチスのヒトラーが台頭していた頃か。
ドイツのおばさん達がナチスに熱狂しながら工場で頑張って作っていたのかもしれない。
その頃、このレンズはContaxのレンジファインダーカメラとセットでだけれど家が一軒帰るだけの価格だったらしい。
どこをどうまわって極東のこの島国にやってきたのかはわからないけど、その途中の過程を妄想してみると楽しい。
前玉、後玉に小キズたくさんで曇っている感じもするけれど、戦前のレンズなんだからしょうがない。
そんなの全部含めて大切に使ってあげようと思うレンズでした。
前回壊したKievから取り出したマウント部分を利用して、Contax RF => Sony NEX のアダプターを作製しました。
内爪対応のContax RF、Nikon SからLeicaマウントへのマウントアダプターはとても高額なので、何とかしようと思った次第。使うカメラはNEX-3なので、距離系連動しなくて良いのでそこは気が楽です。
という訳で先日のKievバラバラ殺人事件の記事につながります。ジャンクのKievには悪いことをしましたが、反省はしていません。
製作方法は、Kievのカメラマウント部分の余計な金属部分を削除。NEXのボディキャップを穴あけ。無限が出るように調整しながらボディキャップとKievマウントの間にスペーサーをいれる。ヘリコイドの繰り出しを制限する為に少し工夫。最後接着して終了。
工作の痕が汚かったので、赤い糸で装飾してみましたが、もっと汚くなっただけのような気もします。
マウント部分がプラスチックのボディキャップなので、ちょっと心配ですが、手持ちの中で重いCarl Zeiss Jena Sonnar 50/1.5でも何とかなりそうです。
ジャンクのKievを分解する前に記念撮影。
シャッター駄目なのをジャンクで入手。とはいっても修理するつもりはございません。
というかそんなスキルはありません。
他は綺麗だけど、しょうがない。バラさせていただきます。
ちなみに2本あるレンズはCarl Zeiss Jena Sonnar 50/2Tと同じくSonnar 50/1.5。
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